アドセンスをブログに貼って収益化を狙う場合、チェックしておけなければならないのがアドセンス広告のクリック率です。
クリック率が極端に低い場合には改善するべきですし、かといって必要以上にクリック率にこだわってしまうのも良くありません。
では今回は、アドセンスのクリック率の適正な%数やクリック率の低いときに考えられる原因や対策についてお話していきます。
極端にクリック率が低い原因と上げるための方法
極端にクリック率が低い場合には、以下の3つを確認することでおおかたの原因を特定することができます。
その3つの原因とは、
- アドセンスの広告配置位置が良くない
- アドセンスの広告タイプが良くない
- 記事のジャンルがアドセンス向きではない
- クリック率の低い広告ジャンルが影響している
- SNSからの流入が多い
これらが一般的な原因として挙げられますね。
アドセンスの広告配置位置が良くない
こちらは最も簡単に改善できるので、まず最初に適用するといいですね。
サイドバーはクリック率が極端に低くなりやすく、フッター部分に貼ってもあまり効果が期待できません。
最も簡単にクリック率を改善できるオススメの方法は、「記事上、記事中間、記事下」の3箇所へ分けて配置をする方法です。
ただ、スマホ表示の場合はアドセンスによって記事本文を下に押し出してしまっていることもあります。これはポリシー違反になるので注意しましょう。
アドセンスの広告タイプが良くない
アドセンスの広告は、レクタングル表示のものを活用しておいたほうがクリック率が高まります。
レクタングル広告は300×250、336×280、レスポンシブのものを活用することで使用できます。
バナー広告やテキストのみの広告、スカイスクレイパー広告などはあまり反応が取れないので万全を期すのであればレクタングルを積極的に使いましょう。
記事ジャンルがアドセンス向きではない
記事のジャンルとして「IT系・ゲーム系・アニメ系」は総じてクリック率が極端に低いです。
というのも、ネットリテラシーがもともと高い人が記事を読んでいる可能性が高いため、広告慣れしている、無意識に広告を無視していることが考えられるからですね。
アドセンス向きではない記事ジャンルは、一通りいろんな記事を書いて経験してみるのも手です。実際に記事ごとのアドセンス報酬を確認できるようにしてみましょう。
また、とくにスマホゲーなどはアドセンス広告の収益よりもポイントサイトのアフィリエイトなど関連性のあるもので収益を補う必要があります。
クリック率の低い広告ジャンルを使っている
アドセンスで表示される広告はランダムに決められますが、クリック率の低い広告の種類もいくつか存在します。
クリック率の低い広告は任意で消すことができるので、こちらはアドセンスで試しに設定してみるのもいいでしょう。
管理画面から「広告の許可とブロック」→ 「一般カテゴリ」のタブを選ぶことで設定できます。
この場合、左側の%よりも右側の%が低い広告はクリック率が低いものと判断できるので、非表示にしてクリック率を検証してみるといいですね。
表示しない設定にするには右側のスイッチをクリックし、ブロックという表示にすればOKです。
あくまで私の体感ですが、数字の差は「2%以上」離れているものはブロックしてもいいかなという感じです。
※追記情報※
この広告のブロック方法を実践したのですが、どうやらクリック単価を下げる要因になってしまっていたようです。
その原因と改善方法についてはこちらで紹介しています。
関連記事 → クリック単価が低い原因は3つあった!
SNSからのアクセスが多い
ツイッターやフェイスブックからのアクセス数が多い場合、クリック率が下がったり、購買意欲の低い層のためクリックされてもカウントが無効になる傾向にあります。
もともとSNSを使う層は中高生が多いですし、普段スマホゲーや無料アプリなどで広告慣れしています。
同じように広告慣れしていたり、ネットリテラシーの高い層が多いのもSNS利用者の特徴ですしね。
そもそもアドセンスのクリック率とは?
グーグルアドセンスの特徴はクリックされると報酬が発生するというものですが、ブログに訪問した人全員がクリックするというわけでもなく、あくまで「クリックしてもらえればいい」という感じのものです。
アドセンスを実践している場合、クリック率の目安としては特別な施策でもしていない限り1%あれば問題ないと思ってもいいでしょう。
逆に、クリック率が極端に低い日がずっと続いているような場合、いくつかの原因が考えられるので対策をする必要がある、ということになりますね。
また、今回の記事では便宜上クリック率と呼んでいますが、厳密にはCTRとクリック率はアドセンスで別個に管理されているものになります。
では、今からその違いについてお話していきますね。
ページCTR、クリック率の違い
アドセンスのクリック率は、厳密に言うと2つの意味があります。
一つはクリック率と言われるもの、もう一つは「ページCTR」と呼ばれるものです。この違いは報酬画面を見ることで確認することができるようになっています。
クリック率
クリック率は、1記事に対して掲載されているアドセンス広告一つに対してのクリック率という意味になります。
ページCTR
ページCTRは、1記事に対して掲載されている広告全体のクリックの平均値を割り出しているものになります。
つまり、厳密に言うと「ページCTR」が日当たりののクリック率で1%出ていればいいと呼ばれるものであり、クリック率はアドセンス1つあたりの単体のもの、ということになりますね。
なので、たとえば1記事に3つアドセンスが掲載されていたとするならアドセンスの報酬画面でページCTRが1%、クリック率が0.3%ぐらいを推移していたらOKでしょう。
ちなみにページCTRはアドセンスの報酬画面から
パフォーマンスレポート > (+カスタム)をクリック >「ページCTR」にチェックマークを入れることで確認が出来るようになります。
あとは「保存」をクリックすることで、管理画面にページCTRを表示させることができます。
クリック率は高ければ高いほうが良い?
「じゃあクリック率は高けりゃいいの?」という疑問があると思いますが、高すぎても良くないとされています。
誤クリックの判定を受けて広告が配信停止になる事例、というのもあるようですね。
毎日3%、5%などクリック率が高すぎる場合には不正をしていなかったとしてもGoogleに報告を入れて様子を見ておいたほうがいいかもしれません。
この事例については検証中なので、またいつか報告させていただきますね。
まとめ:クリック率にこだわりすぎない事も重要
クリック率についてお話させていただきましたが、低い原因はごく単純なものだとお分かりいただけたと思います。
今回紹介したものは簡単に改善できるものばかりですし、これらを守っておけば1%を下回ることは少なくなるでしょう。
ただ、クリック率にこだわりすぎて他に何も手が回らなくなってしまっては本末転倒です。あまりクリック率に固執して最も大切なブログの記事作成や更新をおろそかにしないようにしましょうね。
それから、
ブログ収益をアドセンスのみに頼るわけではなく、物販アフィリエイトやASP(成果報酬型広告)を活用する方法も身につけたほうが、より安定しやすくなりますね。
ASPの商品はたとえ100アクセスだけしかなくても、魅力が相手に伝われば、1回の申し込みだけで数百円~数万円の収益が出るわけです。これってすごく魅力的だと思いますが、どうでしょう?
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