ブログを運営している時に誰しもが気にするアクセス数。
アクセス数をアップさせるためにはもちろん記事数をたくさん更新したり、1記事1記事の質をしっかりと高めて書く必要があります。
でも、作業をして記事数を増やすことはアクセス数を上げるための一つの方法ですが、書いた記事一つ一つが「記事を書きっぱなしにした状態でハイ終わり!」となってしまっていませんか?
逆に今までに書いていた記事がブログのアクセスアップを妨げている原因になっているのかもしれません。
今回の記事では、その理由と具体的な判断方法、解決策をお話していきます。
ブログにアクセスが集まらない原因は古い記事にもある
ブログに記事を仕込んでいくことでアクセスを集める、という一連の流れは誰もが知っていることだと思いますが、「どうすればアクセスが増えるのか?」という問いには10人中10人がすぐに答えられるわけではありません。
つまり、ブログ運営者にとっては永遠の課題だということですね。
ブログにアクセスを集めるためには記事を更新していく必要がありますが、今まで書きためて来た記事にアクセスが集まっていない場合には思い切って削除する必要があります。
「アクセスの集まるかもしれない記事を削除するなんて!」という意見が出てきそうですが、アクセスの集まっていない記事を積極的に削除することでアクセスの集まっているコンテンツに注目が集まり、SEO上有利になるケースが存在します。
また、ブログ運営者はたびたび学ぶ機会のある「記事の質」についてですが、これには100%の答えは無いもののハズレを防ぐためのセオリーは存在します。
ブログの「質」は答えは無いがセオリーはある
記事の質はたびたびブログ運営者のなかで取りざたにされる話題ですよね。
- ユーザーの事を考えた記事を書くべき
- 面白い記事を書くべき
- 自分の感想や意見を目一杯書くべき
- シェア数を狙うべき
- 引用は使わないべき
- 記事内でいろんなキーワードを狙うべき
- 文字数を○文字以上書くべき
- 初心者でも理解できるように書くべき
などなど、ブログでいう「質の高い記事」については本当に沢山の議論が随所で交わされているのが現状といった所です。
たとえば文字数について言及した場合、「1万文字を超える素人が書いた全くアクセスの来ない記事」よりも「芸能人がツイートした100文字ぐらいの小言」の方が多くのシェアをされている大勢に見られている場合、文字数は質の絶対条件ではなくなります。
これらの判断基準は主観的であったり、状況によって良し悪しが異なってくるために一概に「質が高い!」といえる明確な基準が決まっているわけではないんですよね。
なので、どれが正解でどれが不正解という明確な答えは出しにくいのですが、質が高いとされる「一定の水準」というものは確実に存在するでしょう。
そして、アクセスが集まりにくい場合にはその「一定の水準を満たしていない記事」を過去に書きためてしまっている可能性が高いです。
不要な記事を削除することで評価が改善することも
ブログは文章を書けば書くほどに上達していくもの。
ただ、途中でどうしようもないゴミのような記事を書いてしまうことだってあります。
過去に書いた記事と比較するとその差は歴然で、中には「なんでこんな記事を世に送り出したんだ・・・。」という感想を過去の自分に送ってしまうことでしょう。
過去には記事数の多いブログは評価されていたようですが、現在はどれだけアクセスを集められているかがSEO上での不利有利を決める判断材料になりつつあります。
不要な記事を残しておいてもアクセスが集まらないばかりかペナルティを受け「低品質なコンテンツ」の烙印を押されかねないので、削除をオススメします。
削除する際に確認すべき判断基準
アクセスの集まらない記事を削除するための基準はいくつかありますが、以下に削除すべき記事の基準を紹介していきます。
また、場合によってはすぐに削除しなければならない危険な記事についても紹介していくので、該当する場合は削除をすぐに検討しましょう。
事前に仕込んでおいたのにアクセスの集まらなかったもの
「これはアクセスが集まるだろう」と思って事前に仕込んで書いておいたものの、時期が来ても鳴かず飛ばずだった記事は削除するべきです。
アクセスの集まらなかった原因は記事のキーワード選定が良くなかった、記事本文が伴っていなかったなどが考えられます。
また、上位表示されていたとしても需要がなければアクセスは少ないので、その場合にも削除しましょう。
トレンド性があって過去にアクセスが伸びていたもの
芸能人やスポーツ選手が結婚・引退した記事など、トレンド性があって爆発的にアクセスの集められるものが存在します。
そういったネタでアクセスを集められたとしても、いずれはアクセスが来なくなります。
アクセスの来なくなった段階で、今後検索需要のなさそうなものは削除してしまいましょう。
この場合アクセスが集まっていた記事を削除してもブログのパワーが下がる、ということは無いので安心してください。
タイトルや記事内容が明らかに雑なもの
タイトルがキーワードを狙えていないもの、またはキーワードを詰め込みすぎて雑多なタイトルの記事は削除しましょう。
記事の内容を修正して、タイトルを内容に合致したものに書き直すことで修正も可能ですが、過去の記事の完成度と現在の記事の完成度は大きく異なることがほとんどです。
たとえ記事を修正してもツギハギ感の強い文章になってしまうため、新しく1から書き直した方が検索エンジンからの評価も高くなりやすいです。
記事の内容が薄っぺらいもの
ひたすら記事更新数を意識して記事数を増やしていった過去があった場合、記事の内容が極端に薄っぺらいことがあると思います。
アクセスの集まらない記事は中身の文章がうすっぺらかったり、他のブログでも書いていそうな二次的な情報ばかりで構成されていることがほとんどです。
グーグルにペナルティを受けてしまう要因にもなりかねないので、削除してしまいましょう。
こちらも前項目と同じように、書き足しても違和感があるため検索エンジンからの評価は低めです。記事を見に来た人からも不自然な印象を受けるでしょう。
アドセンスのポリシーに違反しているもの
事件系のネタなど、突発的なアクセスが集まったものの倫理的によろしくない記事を書いてしまった場合はすぐに削除するべきですね。
ブログのペナルティならまたブログをやり直せば済む話ですが、アドセンスのアカウントを失ってしまうと再び取得するためにものすごく苦労するでしょう。
こういったネタを書いてアクセスが集まった場合、「ラッキー!」と思うかもしれませんが放置は非常に危険なため削除することをオススメします。
また、同じようにペナルティに抵触するような記事の書き方を知らず知らずのうちにしてしまっていることもあると思うので、そのあたりについてもあわせてチェックです。
noindexにする方法も活用するべき
記事の質が低いなりにもアクセスがある程度集まり、かつ毎年開催されるイベント系のネタである場合は記事のリサイクルを検討してみてもいいでしょう。
そのために、ペナルティを避けるべく対象の記事をいったん検索エンジンから外してもらう(noindex)にしておきましょう。
その間に記事の内容を改善することで今年も再利用できる可能性が高いです。
この場合も前項と同じく、記事の書き方や文脈が大きくかけ離れないように、かつ去年のままの情報部分はしっかりと今年の内容で更新しておくようにしましょう。
過去に書いた記事を振り返ることも必要
アクセスが集まらない記事を書いた場合、いくつか懸念できるポイントを見つけられると思います。
- ネタやキーワードの選定が良くなかった
- タイトルが不自然なものだった
- そもそも検索需要のないものだった
- 見出しや箇条書きの使い方が適切ではなかった
- 画像や文章の引用要領が良くなかった
- 記事内容があまりにもお粗末だった
などなど、アクセスの集まらなかった記事を振り返ることで得られるポイントを確認しておくことで今後の無駄を減らせますし、より洗練された記事を書くためのヒントになります。
また、情報発信をして人に教える立場となった場合には、指導相手が過去の自分と同じような失敗をしてしまわないための参考事例としても活用することができますよ。
まとめ
記事の質を意識してアクセスを集めようと思った場合、過去に目を向けることも大切です。
あくまで必要な情報を届けることは最低限考えなければいけないことです。
が、それ以上に過去の自分が良かれと思ってやっていたことが実はコンテンツの品質を下げていたなんてこともあります。
今までコツコツ育ててきたブログをさらに良くするために、ある程度記事を書き上げたら一度コンテンツの新陳代謝を行ってみてはいかがでしょうか?
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