こんばんは。まっしーです。
今日はビジネス視点で「赤ずきんちゃん」の話をします。
むかしむかし、ある所に
一匹のオスの狼がいました。
1ヶ月前に娘の狼が生まれて
子育てにてんやわんや。
なんたって娘ちゃんの食欲がすごい。
成長期まっさかりなので
たくさんご飯(お肉)を与えなきゃなりません。
獲物を沢山捕まえたい。
娘にたくさん肉を食わせたい。
お父さん狼はその一心でした。
ところが、
野山をかけまわっても一向に獲物は見つかりません。
肉食の狼にとっては死活問題で
お父さん狼も、娘の狼も
かれこれ2日間何も食べていません。
お母さんはどうしたの?
と思うかもしれませんが
人里に近い集落の裏山辺りで
猟師にころされてしまって
お父さん狼は男手ひとつで頑張っているのです。
獲物が見つかりにくい原因は
原因は人間の環境破壊のせいでもありました。
野山が削りとられて、採石場になったり
ソーラーパネルの発電場所になったり
送電線の鉄塔を建てるために
木々を切り倒していった。
最近では都市計画の構想も決まり
新しい高速道路を作るために
重機が入っては木々をギッタンバッタンと倒しています。
そんな状況が続いたので
イノシシもうさぎも住処を変えました。
そんな状況が続いたので
『なんとかして娘にご飯を食べさせなくては…。』
その一心で野山を駆け回るも
とうとう2日目も
獲物にありつけませんでした。
ーーーーー3日目。
お腹がすいてしょうがないと思っていた所
ある話を、他の狼から提案をされました。
それも100%近い確率で
獲物を確実に得る方法です。
そのノウハウの中身は
「山にくる人間、そのなかでも子供を襲う」
みたいな話でした。
・知り合いの狼によると
子供は力が弱いし
肉も柔らかくておいしいと。
・村が近くにある狩場があって
日中の昼下がり時が
絶好のタイミングだと。
・ただ、ころされるリスクもあるので
ちゃんとした狙い方をしないとダメだ。
特に黒くて長い、爆発する筒を持った人間には気をつけろ。
(鉄砲のこと)
って言われました。
お父さんは葛藤しました。
なぜなら、過去に人里近い所で妻が
猟師に鉄砲で殺されたからです。
でも、
まる2日もご飯を食べていない娘のためを考えると
今動かないと餓死するかもしれない。
自分もあばらが浮いてきて、フラフラしてきてそろそろまずい。
なので、人間を襲う決意をしました。
ーーーーそのことを娘に話すと、娘はこう言いました。
『おとうちゃん、ありがとう!
おなかすいてるけど
おとうちゃんががんばってるから
あたしもがまんする!
でも、おかあちゃんって
おそとにでかけてからからみてないよね、まだかえってこないのかなあ?
にんげんつかまえるのがんばってね!』
痩せこけながら目をうるませる娘を見たら、いてもたってもいられなくなり
お父さんは集落に近い野山に駆けつけました。
すると、なんと幸運なことか、すぐ目の前にちょうど一人の子供がやってきました。
人間界でいう切り株3つぐらいの高さが子供なので
仲間狼から聞いた情報は間違ってないと思います。
何やら赤い頭巾をかぶっている子供です。
さあ、どうやってこの子供を捕まえよう?
〜〜〜〜〜
どうでしょう?
このストーリーを見たあとに
”赤ずきんちゃん”
の話を聞いたら
オオカミが必ずしも悪ではないと
思えてきませんか?
『そもそも自然を奪った人間が悪い』
とか
『世の中に絶対なんてない』
とか、いろんなメッセージを感じ取ることもできそうですよね。
今回はおとぎ話をベースに話を展開しましたが
ストーリーを見る前と後とで
赤ずきんちゃんの狼に対してどんな印象を感じましたか?
少しでも、
「お父さん狼可愛そうだな」
「娘狼に生き残ってほしい…!」
って思ったとしたら、
つまりはストーリーのチカラが働いた、という事なんですよね。
相手の感情を動かす。
これは情報発信で最も大事なことです。
メルマガやツールの使い方とか、
ブログの作り方とか
そういうものもあるには有りますが、大事なのは「使い方」じゃなくて
「これを使ってどんな風に自分のストーリーや理念を人々に刺さるよう届けていこうか?」ってところを理解することですね。
自分は
生徒さんにもこういう「ストーリー」をつくってもらって
唯一無二の発信をして
仕組みで10万50万100万1000万…
って成果を出していただいています。
ただ、価値のないものを売るわけではありません。
それだと長く続かないし、
早いタイミングで限界がくるのは明白だからです。
とはいえ、価値や魅力は
正しい形で伝えていかなければ
・どれだけ真面目に発信したとしても
・どれだけ一生懸命時間を掛けて動画やブログを書いても
その方向性が間違っていれば
微妙な結果にしかならないのです。
だからこそ、今後ビジネスの世界にのめり込みたいって思ったのなら、
ぜひこのストーリーの力を勉強していってもらえたらと思います。
前のめりに読ませていくこともできるし
本来自分が伝えたかったメッセージを
しっかり相手に伝えることもできます。
たとえば稼ぐ発信をする中でも、
発信者のストーリーを活かすことは無限に可能です。
↓
私は都内に住むサラリーマンです。
なんか、ネットで色々検索してたら、副業のやりかたを見つけたんです。
前から仕事がつまらなかったんですが、3ヶ月で20万円もブログで稼げてなんか嬉しい!
今では毎月海外旅行に行ったり、美味しいものを食べたりして
けっこう自由で楽しい副業ライフを送ってます。
ーーーーーー
これが、ストーリーを使った例
↓
今でこそ年収1億の社長になれた私ですが、
昔は実家が貧乏で友達の家では普通にあったゲーム機とかも
3年遅れぐらいでやっと買えるような、愛知県の片田舎で育ちました。
おまけにコミュ障だから女の子にも話しかけられないし
運動音痴、見た目もニキビに天パで、スポーツができてイケメンの同級生には正直、心底嫉妬してました。
お金がないことで劣等感を常に感じて陰湿な性格に拍車がかかって、中学高校はさんざんで、大学にも進学できなかったんです。だから高卒で社会人になり地元のちいさな企業に就職しました。
働いてもブラックな会社で、あとから社会人になった大学の奴らのほうが明らかに楽しそうに仕事してるし、給料も高い。彼女もいる。SNSでリア充アピールを指しゃぶってみてました。
そんなある日、中学時代の半端に関わりがあった同級生に、同窓会に誘われた。
でも参加費1万円ってなんだ!?!?
心の声:(そんな金おれにはねー。)
その日は用事がどうしても外せない用事があると嘘をついた。
彼女と旅行に行くという真っ赤にもほどがありすぎる大嘘だ。
当然童貞だ。彼女はおろか、まともに会話したことがある異性は母親ぐらいだ。
同級生『そうなんだー。でもみんな参加するみたいだから、またあとで写真おくるね!LINE教えてよ─────────』
あとの会話はほとんど覚えてない
情けなかった気持ちで耳が聞こえなかった。
はぁ…
劣等感にまみれてなんだこの人生ってなって、彼女もできないわでどん底の気分でした。
自暴自棄になった僕はコンビニで
やっすいストロングチューハイを買って、
借りてるボロアパートでやけ酒をかっ喰らってネットサーフィンしてたら
ビジネスの広告みたいなのが出てきて………
ーーーーーーー
みたいな感じです。
なぜ稼げるようになったのか?という部分の厚みや共感、親近感を感じる言葉だったり、ビジネスを知らなくても「わかる」って感情移入するようなポイントがあったりとか。
ストーリーってこんな感じの力です。
でもってもう経験してることベースで書けるので
あとは書き方を勉強していくだけなんです。
もうすでに発信できる材料はあるっていう人が大半だと自分は思っていますね。
あとは実績つくるだけです。
つまり、相手に「正しく価値を伝える」
このスキルこそが情報発信なわけですね。
ストーリーのチカラを正しく使っていくことができれば
『モノはいいんだけど、売れないんだよねぇ…』
みたいな状況は回避できるし
良いものが然るべき形でお客さんに届くんです。
反面、使い方によっては
大して価値のないものでも
売ることができてしまうので
短命なビジネスになってしまいます。
この二面性を理解した上で正しく使っていけば、
安定した売上を出すことができますよ。
それでは!
コメント