営内者であれば支出も少なく、浪費さえ抑えればそこそこの貯蓄が出来るのが自衛官の魅力。
しかし、結婚したり幹部になって営外者になると支出が増えますね。
結婚しているからといって手当はそこまで増えるわけではありませんし、銀行の審査も通りやすいからといってローンを組んだが最後、支出とのバランスが合わなくなってしまった、なんて事にもなりかねません。
ただ、自衛官は国家公務員なので副業こそ禁止されているものの、中には実践できるものもあるので、諦めなければ本業以外でも収益をあげられます。
今回は私の経験や体験に基づき、自衛官にオススメな副業や、ローリスクで大きく稼ぐためのアイデアを紹介していきます。
まずは自衛官でもできる副業の種類をチェック
まず前提として、自衛官は特別職国家公務員の立場である以上、法律で基本的に副業を禁止されています。
そう、「基本的には」です。
何らかの事情があったり、特定の稼ぎ方であれば副業は認められているんですね。もちろん部隊での申請は必要となりますが、完全にダメなわけではない、という事になります。
ちなみにやっても大丈夫な副業は以下の通り。
・小規模な農林水産業
・一定規模以下の不動産投資
・寺院の住職等、非営利の宗教活動による布施その他の名目による収入
・農業協同組合・消費生活協同組合等の非営利目的団体で、無報酬の役員に就く場合・預金利子・積立保険・株式・投資信託・FX取引など、貯蓄・資産運用に属する性質のものからの収入
参考元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%AF%E6%A5%AD
投資はOK
これらが「自衛官が認められている副業」ですね。完全にゼロからキャッシュを生み出すものはダメです。だから株はOK。
また、副業というよりは趣味規模でのものが多い印象にあります。
たとえば「小規模な農林水産業」は希少な観葉植物を植えて育てて売る…みたいな事だったり、稚魚をホームセンターの水槽など、小規模の器材をつかって自家繁殖させたりなど。
一定規模以下の不動産投資はワンルームマンションの不動産投資などがそれにあたりますね。
実家の手伝いもOK
また、実家の手伝いというのもアリです。
私の自衛隊時代の同期は実家がお坊さんでしたので、夏季休暇の際には法要に出かけることもあったそう。「家ですでにやっている」というのがポイントみたいです。
また、基本的には部隊での許可も必要です。
勝手に始めたら会計隊のほうから住民税の額が不自然、みたいな話になったりして、小隊長や先任に「指導」されてしまうことは間違いないでしょう…。何事も許可が必要ですね。
FXは副業の代名詞的的なビジネスのような気もするのですが、
「もともとあるお金を増やす」
というのは基本的にOKみたいなんですね。
まあ、もともとあるお金を増やす行為といえば、自衛隊ではパチンコが大人気ですが、むしろパチンコのほうが制限されてもいいような気もします。笑
禁止されている副業
また一方で、禁止されている副業は以下のようなものがありますね。
- パート、アルバイト勤務
- ネットワークビジネス、MLM
- 悩み相談、何でも屋などの自営業
- アフィリエイト、オークション
- 輸入転売、せどり
などなど…。
基本的にゼロからお金を生み出すような事は、自衛官の副業として許可されていないのが現状です。
ネットワークビジネスは自衛隊法でも「勧誘、教唆」にあたるような行為でもあるため禁止です。というか、仮にやったとしても同僚からの信頼はガタ落ちでしょう…。
せどりや転売のように、仕入れをして売るのも禁止。
そのため基本的に、自衛官で副業を、後ろめたさ無しで実践するためには
- 「公務員法で許可されていること」
- 「部隊に許可をとること」
この二つが重要であるといえますね。
厳密に言うと普段の仕事ぶりも評価されるみたい
また、もう一つ重要だと思われるのが「服務態度」です。
部隊での評判が良くなかったり、体力錬成や各種検定の成績が良くなかったりすると、たとえ法律で許可されていても部隊での反応はあまり良くないでしょう。特に曹を目指している陸士の方などは、なかなか許可が降りにくいかもしれませんね。
また、他にできる副業としては「グレー」なものも存在します。
たとえばポイントサイト。
実際のお金に換金するまではポイントとして扱われ、現金以外でも金券などに変換できます。Amazonの商品券に換金できたりもします。
ただ、実際のところは自己責任になるので、予め相談しておくのもいいかもしれません。
自衛官で禁止された副業をやって処分を受けた事例は?
たとえば副業で成功して、基本給にプラス5万、10万円と上乗せされたのならかなりイイ感じでしょう。
いつでも稼げるのは気分がいいでしょうし、周りの同僚や上官よりも稼げるようになるのは非常に気持ちが良い事だと思われます。笑
しかし…。
その副業が許可されていないものであった場合、部隊に発覚した場合には処分の対象となります。
実際の処分としては、免職もありえるみたいです。副業の内容によっては依願退職を受け、自衛隊を去った方もいるようです。
服務態度が良く、まだ副業禁止の規程をあまり知らなかった若手の隊員なら戒告で済むこともあります。
しかし処分は処分。
副業によって昇任が遅れることもありえるでしょうし、昇任試験中の候補生である場合には候補生の権利を剥奪される可能性もあるでしょう。入校のチャンスなど、キャリアアップの機会も減ってしまうのではないのでしょうか。
むしろトータルでマイナスになりかねません。
なので基本的には、許可されている副業の範囲でうまくやりくりしていく必要がありますね。
ちなみに退職して副業に専念する、という選択肢もありますが、ビジネスモデルに収益性が見込めないもの、長期的な成長の視野がないものには職を投げ打ってまでする必要はありません。
(もしもあなたにその気持ちが少しでもあるのなば、この記事は訳には立つと思います。)
関連記事:
自衛隊を本気で辞めたいと思った時に準備すべき5つの事
ちなみに私の同期は、地元で親戚の板金修理の手伝いをしていました。
実際に賃金をもらっていたかは不明ですが…これも場合によってはグレーでしょう。
最も効率がいい副業の手段は投資の可能性あり
自衛官の副業の種類について紹介しましたが、ここまでお話して感じたことは
「なんか…できる副業って制限されてるんだな~」
という所だと思います。
実家が必ずしも家業をやっているとは限りませんし、ごく限定的な職業が主です。選択肢の一つとしては、小規模からFXや株取引から始めるのがいいでしょう。
FXであればすぐにトレードする必要もあるため、営内者であれば消灯延期の時間内での取引もするようにしていく必要がありますね。
他にも小規模の不動産投資なら大金を使うこともなく、入居率のいい物件さえ見つかれば放置で報酬を発生させることもできます。
または、営外者であれば結婚しているのなら、副業ができる配偶者にもっと別の副業を勉強してもらうのもアリかもしれません。
特にアフィリエイトであればノーリスクで始めることもできますし、初期費用をポイントサイトで月収10万円以上稼ぐこともできますね。
ブログを作れば不動産のように稼ぎ続けるサイトを構築することも、やり方次第では可能です。
配偶者が自衛官でなければ副業を頼む方法もアリかも?
また、もしも配偶者の手が空いているのであれば、アフィリエイトなどのローリスクなノウハウを実践してもらうのも効果的です。
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まとめ
では、自衛官の副業について紹介させていただきました。
オススメの副業の方法としては、
- FXや株取引
- 小規模な不動産投資
などですね。
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