名前募集バーガーに学ぶ炎上商法と結果に見るネーミングの重要性

時事ネタ

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名前募集バーガーがまさか「詐欺バーガー」の称号を集めるとは思いもよらなかったことでしょう。

マクドナルドは2016年の2月に一般の消費者へ向けて自社の新商品であるバーガーの名前を公募しました。

が、しかし・・・。

まだ名前の決まっていない、販売されている実物のボリュームが写真とかけ離れているために「これは詐欺バーガーで名前決定だな」なんていう炎上を起こすまでになりました。

これを初めて見たときはただの炎上商法じゃない?と思いましたが、マクドナルドはどうやら自社の価値を下げることに余年がないのではと勘ぐってしまいます・・・。笑

名前募集バーガーはそもそも話題作りの炎上商法?

「北海道産ほくほくポテトとチェダーチーズに焦がし醤油風味の特製オニオンソースが効いたジューシービーフバーガー」の名を関した名前募集バーガーですが、これって果たしてどんな意図でつけたのかそもそも気になりますよね。

とにかく長ったらしいので覚えられません。ほくほくぐらいまではかろうじて覚えて貰えそうですが。

話題作りのために商品開発をして、盛り付けも適当にして詐欺バーガー呼ばわりされるのは何だか自滅行為な気もしますね。

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そのくせ一昔前のラノベのように長々としたタイトルを付けているのでこちらの印象も(?)な感じが否めないでしょう。

いままでのマクドナルドの商品でよく売れたラインナップとしては、

・チキンタツタ
・フィレオフィッシュ
・ビッグマック
・てりやきバーガー
・チキンクリスプ
・シャカシャカチキン
・グラコロ
・お月見バーガー

などがありますよね。これらはシンプルで、なおかつ中身がイメージしやすいのが人気の出た理由でもあります。

また、商品開発をする時にまず最初に考えておかなければならない重要な事があります。

ネットでは文章を売る技術が必須と言われ「コピーライティングが・・・」とよく取り沙汰にされますが、そのコピーライティングの根っこを突き詰めたものがネーミングというものの存在です。

商品が売れるかどうかはネーミングで大半が決まる

商品はもちろん性能や使い勝手の良さを売りに出す必要がありますが、それ以上に重要なのが商品のネーミング。

ネーミングに必要な条件としてはいくつかあります。

・口に出して言いやすい商品名か
・覚えてもらいやすい名前か
・聞き慣れない横文字を使っていないか
・文字数は極力減らしているか
・言葉を読んだだけでイメージできるか

最低でもこれらの条件は満たしておきたいですし、むしろこれらを守らないと消費者にはなかなか覚えてもらうことは難しいです。

大阪だと横文字は定着しづらいというのは有名で、これには「覚えにくい」「(そもそも長ったらしく言うのが)恥ずかしい」という理由があったりするんです。

だから、関西とくに大阪圏では「ユニバーサル・スタジオなんちゃら」みたいに省略される、口に出して言ってもらえない可能性が高くなってしまいます。これではネーミングは失敗ですし、そもそも覚えてもらえません。

秀逸なネーミングをするお手本的な企業

対して、ネーミングに命を会社が存在するのもまた面白いところ。

たとえば薬品のメーカーである小林製薬では、商品名を聞いただけでどんな商品化がだいたい想像できる商品を多数取り扱っています。

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その一部がこちら。

・アイボン(目を洗浄する薬品)
・熱さまシート(おでこに貼る解熱シート)
・ケシミン(肌のシミを消す)
・のどぬ~るスプレー(喉に塗るスプレー)
・ブルーレットおくだけ(トイレを置くだけで綺麗にする)
・ポット洗浄中(電気ポットを洗浄するタブレット)
・ガスピタン(お腹のガスを止める)
・アットノン(傷跡を消す)

 

どうでしょう?いくつか例を挙げただけでもすぐに想像できるネーミングなので非常に秀逸ですよね。

そして、これらの商品はベストセラーとして全国の薬局で販売が続いています。

こんな風に、すぐにイメージ出来てメリットのある名前を付けることができれば、あとは品質のいい商品を作るだけでバッチリなんです。

あとがき

今回の名前募集バーガーの一件でマクドナルドの新商品への第一印象は最悪になってしまったわけですが、これを炎上商法と言うにはちょっと無理がありますね。笑

ネーミングはとても重要だということはすぐにお分かりいただけたと思いますが、最も難関にしてもっともシンプルかつ重要なネーミングを一般募集にかけるとはビックリものです。

ネットでもリアルのビジネスでもですが、商品開発をするときにはコンセプトをきっちりと決めて、戦略・コンテンツ・名前のそれぞれを極力シンプルにして覚えてもらうようにしていきましょう。

いまでは会社経営をしているまっしーですが、

  • コミュ障だった中学時代
  • 高校では父親がガンにかかり
  • 社会人ではブラック企業で働き詰め
  • 自衛官の時にはパワハラに絶望

と、それなりにしょっぱい経験をしてきました。

 

でも、やろうと思えば誰だって、いくらでもやり直せると思っています。

 

そのために何を学ぶべきか?というと
個人でビジネスを学ぶこと一択だと思っています。

 

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コメント

  1. […] […]

  2. ちょこぶ より:

    massyさん、こんばんは。

    普段あまり深く考えたことがありませんでしたが、確かに小林製薬の商品は何の薬かわかりやすいネーミングですよね。
    ネーミング重要ですね。
    コピーライティングの根っこのところをもっと重要視しないといけませんね。

    また訪問させていただきますね。

    応援ポチ済です。

  3. まさぴ より:

    初めまして。まさぴと申します。

    マックは、まさにパンダ名付け親商法という感じですかね。
    ネーミングは本当に重要ですよね!
    この時事ネタおもしろかったです。

    また来ますね(^ ^)

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