私が自衛隊を辞めた5つの理由と退職後の転職・就職先の現実

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こんにちは。

まっしーです。

自衛官の退職後、あなたは考えたことがありますか?

また、転職先で微妙な待遇になってしまって、困ったりしていませんか?

自衛隊は入隊してから2~3年のうちに、

  • 職業軍人として定年まで働くコース
  • 就職先を見つけて転職するコース(就職援護)

このうち1つを選ぶ必要があります。

もしかすると、

「このうちどちらにしようか?」

と、この記事を読まれているあなたは悩んでいるかもしれません。

わかります。

私もそうでしたから…。

今回は自衛官の退職するまでに至る理由や、

  • 私が辞めた理由や経験談
  • 給料が下がったときに行ったこと
  • 転職先の探し方

などを中心に、今の独立して安定的に暮らせるようになるまでの流れなどもお話して行きたいと思います。

まっしー
私のご意見が一つでもご参考になれば幸いです。

自衛官も退職するという現実

世間的に見れば

「このご時世に安定している公務員のポストを捨てるなんて!」

と言われている自衛官の退職ですが、これは今に始まったことではなく、いろんな事を考えて、皆さん退職を決意されています。

退職のタイミングとしては、

  • 任期制自衛官の満了時期
  • 定年まで務めきった時
  • 依願退職による早期退職

などがあるでしょう。

自衛官は大きく二つの選択肢になりますね。

「定年まで務めて、年金の支給が始まるまでの間民間企業に就職するケース」と、「若い20代までの間に民間企業へ就職するケース」のどちらか。

年齢の違いだけで、最終的にはほぼ再就職への道を歩むことになるのです。

(まれに中途退職もあります)

ちなみに私も中途退職で、もともとの職種は戦闘工兵でしたね。

こちらのページの中間ぐらいにその時の顔画像が載ってます。笑

多くの自衛官の退職理由は?

自衛隊での理想は定年まで務め上げることですが、在職中に退職したくなるキッカケがたくさん存在するのもまた自衛隊という組織の特徴ですよね。

こういう所にジレンマを感じて退職する先輩や同期を現役時代には多く見てきました。

・お役所体質が気に入らない(業務が意図的に改善・効率化されない)
・濃いつながりの人間関係が嫌だ(特に寮で生活する隊員)
・体育会系の雰囲気がどうしても合わない
・理不尽であっても上司の命令に従わなければならない
・災害派遣や国際救助活動に赴けば、家族や恋人・友人と離れ離れになる
・週末や休暇間の外出を制限される
・暴力やいじめが未だに存在する(部隊による)
・パワハラは日常茶飯事
・足を引っ張り合う風潮がある
・あからさまな嫌がらせが存在する
・基本的に仕事環境はほとんど変わらないので退屈さを感じる
・訓練や特別勤務がつらい、大変

(※もちろん良いところもたくさんあります)

私が自衛隊にいた頃の同期の中には、まだまだ現役で活躍している同期もいます。

自分から依願退職をしないかぎり、彼らは上の条件を受け入れたうえで自衛官人生を歩むことになるのです。

ときどき会って話を聞くだけでもそりゃもう愚痴ばかりです。

とっても立派だと思いますが、ずっとこういったストレスや不満を抱えながら生きていくことになると言っても過言ではありません。

ストレスの病気はたくさんありますし、安定した身分であってもストレスの病気に悩まされていたら本末転倒です。

また、自衛隊では年間の自殺者がおよそ100人近くにも及ぶというデータもあります。

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(※参考元:http://www.mynewsjapan.com/reports/displayimage?file=ReportsIMG_J20101015082532.jpg)

これは数字のデータですが、現に私の所属していた部隊でも実際にこういった騒ぎがありました。

自衛隊は軍隊ではありませんが、戦闘での死者ではなく自殺者によって人員を消耗しているというのはなんだか皮肉ですよね。

私にとってはメリットよりもデメリットの方が目立ったために退職を決意しました。

国家公務員で給与や福利厚生、賞与面では一般企業よりも安定していると言えます。

でも精神的に安定して仕事に取り組めるかと言えば、決してそういうわけではないのが自衛隊という組織の現状ではないでしょうか。

私が自衛隊を退職した理由

私が自衛隊を退職した理由は以下の通りです。

その1.現場を見ると使命感を感じられなかった

結論から言うと、自衛隊で一番楽しくてやり甲斐があるのは

「新隊員教育隊」

だと個人的に思っています。

そりゃあ、実務ではなく初期教育のために用意された部隊なのですが、楽しいんですよね。

教育隊は自衛隊の基本基礎をみっちりと叩き込まれる場所。

  • 迷彩服のアイロンは毎日パリッパリに仕上げる
  • 半長靴(ブーツ)は毎日ピッカピカに磨く
  • 敬礼などの動作はビシっと、掛け声は元気に行う

などなど…基礎中の基礎を全て叩き込まれるわけですね。

当然時間にも厳しいですし、
上官に逆らうなんてもってのほか。

訓練でなにか不手際があれば連帯責任で、全員で腕立て伏せ100回です。

でも、同じようにキツイ訓練をして、同じお風呂に入って、同じ釜の飯を食べる同期との絆はその分深いのです。

自分もなんだかんだで同期がいたから訓練は頑張れましたし、自衛隊を退職した今でも付き合いがあります。

ただ…

そんなヤル気や向上心に満ち溢れた教育隊から一転、いわゆる現場の一般部隊では複雑な人間関係や腐った先輩上司ばかりで使命感のかけらも感じられなかったんですね…。

いちど経験すると分かるのですが、先輩がしわしわの迷彩服を着て、土で薄汚れたブーツを履きながら注意されても「は?」となってしまうわけです。

その2.キャリアの着地点が見えなかった

自衛隊は基本的に定年が早いです。

幹部に昇進をしなければだいたいの自衛官は60歳よりも前に定年を迎え、その後は年金支給まで肉体労働がメインの転職先にて強制労働です。

転職先でのアピール素材としては「我慢強い、忍耐強い」というイメージしかないのです。

まして高校から入隊したような隊員は世間を全く知らないので、自衛隊での縦社会が当たり前だと信じ転職先で問題を起こすパターンが多いのだとか。

(実際私の周りでもありました)

これといってオールマイティに役に立つという資格を取れたり、キャリアを積めるといった展望もなかったのは退職理由として影響が大きかったですね。

その3.上司との人間関係に問題を感じた

これは結構大きかったですね。

自衛隊は完全に縦社会で、上下関係がハッキリとしています。

勤続年数の長い、階級が下の先輩が階級が上での後輩をこき使ったりすることもあるんです。

新隊員は一般部隊に配属後は小間使いとして雑務を任せられるわけですが、その内容も変なものが多かったですね。

  • 先輩のジュースを買ってくる係
  • 宴会芸の余興要員
  • イジられ要員
  • 演習時の買い出し要員
  • 寮(隊舎)掃除要員
  • 靴磨き、アイロンがけ要員

などなど…。

新人は基本的にまだスキルもないために、こういった仕事を任せられることが多いです。

というか、教育内容的にもスキルを早くに身に着けさせない取り組みをしているようにも感じました。

気に入られた隊員はイジられ、可愛がられの要員として大活躍できますが、そういう空気に馴染めない隊員はハブられたり、パワハラの対象に遭うことが多く見受けられました。

とにかく体育会系なので
そういうのが苦手な場合には
とことん向いていない職場ですね。

また、上司の気性の荒さは職種によって大きく異なるようで、戦闘職種(普通科・施設科・機甲科etc…)は総じて荒い人が多い印象でした。

また、取引先などの対外関係もなく、ネットワークが極端にせまい、いわゆる村社会なところも大きな特徴ですね。

フォローしてくれる人もいますが、何かヘマをすれば一瞬で村八分な風潮は無いといえば嘘になります。

その4.幹部は超忙しく、自殺に追い込まれると知った

幹部自衛官ってすごく忙しいんです。

特に「尉」がつく階級は。

自衛隊の年間自殺者数は100人近くにも及ぶそうですが、その3分の1、いや3分の2は幹部が大半を占めるという話もあるぐらいです。

私が当番で24時間警備の仕事にあたっていた時には夜中2時に帰ったかと思えば、朝方4時には出勤していた方もいらっしゃいました。毎日やっているかどうかはわかりませんが、法理上は24時間勤務が前提となっている自衛官はそこまでの労働を強いられるのです…。

また、転勤も2~3年に1回はあります。

全国を転々とすることが幹部になった時点でほぼ確定してしまいます。

幹部に昇進すればいろいろ出来ることも増える!と思っていましたが、あまりにも過酷な現状に思わず言葉を失いました。

幹部に昇進しなければ定年が早く実質早期退職、幹部になってもストレスまみれの生活…なかなか自衛隊のキャリアは難しいのです。

その5.良くも悪くもお客さんがいなかった

自衛隊は公務員なのでビジネスをするという概念が全くなく、コスト度外視での仕事がメインでした。

まあ、訓練に経済的効果があるわけないですからね…。

そのため少ない人数でいかに効率を出すか?という一般の会社ではあたりまえの感覚もなく、ひたすら人や時間のリソースを使う、ということが多かったようにも感じました。

ちなみに武器の部品などをなくした場合、
捜索活動という任務が発生します。

訓練もそっちのけで、1人、10人
100人、1000人と、規模を広げて
一斉捜索です。

場合によってはよ地方の部隊が捜索に参加するので、その分の移動費や宿泊費、食事の費用などもかかります。

…ものすごい赤字ですよね。

もちろん副業は禁止されているのでビジネス感覚を鍛えることもできませんし、転職先も単に待遇の良さなどで判断するほかなく、キャリアを見誤って転職後に「こんなはずでは…」となる隊員も数多くいました。

退職したい自衛官は就職先を探す一方で・・・

できれば定年までしっかりと勤めあげるのが理想ですが、

  • 「俺はこんな所で腐りたくない!」
  • 「もう外の世界へ行きたい!」
  • 「上官が嫌すぎてもう無理!」

と言って、民間への就職を視野に入れる場合も。

民間と較べてノルマも何もないので、そこで腐ってしまう先輩や上司の隊員を見かねて、「何やってるんだ・・・。」と、落胆することもあります。

かつては私もその一員でした。(笑)

そのため、自衛隊では若くして転職先を探す隊員が一定数存在します。

自衛官には就職先に困らないように福利厚生が設けられています。
今思えばこんな制度は一般企業では無いため、凄いなとは思いますね。

実際にこの制度を活用する隊員が多いためか、就職先にも一定のパターンが存在します。

自衛隊を辞めた人の就職先と業種の比率

自衛官向けの就職をサポートする自衛官向けのハローワーク「就職援護」という部隊内にある部署で転職先を探してもらえるのですが、就職先や業種の比率は以下のとおり。

販売外交 9%(10%)
事務会計 4%(4%)
運転手  18%(19%)
工員生産 34%(31%)
保安警備 12%(15%)
その他  23%(22%)

参考元:http://koukuujieikan.seesaa.net/article/355705639.html

自衛官のなかでも20代にして自衛隊から民間企業へ転職する任期制自衛官は、そのほとんどが工業系の製造業へ転職していることが分かります。

また、その他を除いて次に高いのが運転手(=トラックの運ちゃん)であり、こちらは自衛隊で勤務している時に大型免許を取得する機会があるためでしょう。

再就職先で就職援護をしてもらえると言っても、自衛官を求めている企業は「ステレオタイプの自衛官を求めている」のが実情なんです。

世間の抱く自衛隊へのイメージといえば、以下のものが一般的です。

・活発、明るい
・礼儀正しい
・忍耐強さがある
・まじめ
・積極性がある
・実直
・体育会系

就職援護を通して就職先を探すとなると、必然的にこれらの条件の当てはまる人が有利になります。

なので、企業もこれらの条件に当てはまる人材を求める、という流れが出来てしまっています。

ですから就職援護を活用すると、一定の就職口はあるものの業種は限定されてしまう、という問題に直面し、待遇や基本給などの選択肢でしか決められなくなってしまうのです。

そしてそもそもの問題として、就職援護側が「転職前に資格や免許をとっておけばいい」という安直な判断で転職者に指示しているということも原因の1つです。

資格をとると言ってもせいぜい運転資格や通信講座の教育のみ

自衛隊では就職のおよそ1年前に資格の取得を推奨されます。
取得を勧められる資格は以下のとおり。

フォークリフト
クレーン・玉掛
ホームヘルパー
パソコン検定
ボイラー技士
自動車整備士
警備員検定
電気工事士
危険物
簿記
大型一種(とくに多い。全体の4割を占める)
中型一種
普通一種
大型特殊
けん引

http://www.mod.go.jp/pco/sapporo/pdf/recruit/2shi_support.pdf

これらの資格は1年もあれば取れるものがほとんどですが、果たして1年だけ頑張って取れるような資格に企業が価値を見出すのか、という所は疑問ですよね。

就職援護側は「自分のビジョンを明確にして、就きたい仕事に必要な資格を取るように」という指示をしておけば良いのです。

が、就職を希望してからのリミットが1年しかないので取得できる資格は限られますし、難関な資格を取ろうとしたらもう2~3年は必要です。

ですので、自衛官が転職をする!と宣言した時点で職種は限られますし、資格などの準備をするにも時間が足らないので一般的に選択肢は狭まっていく傾向にあります。

自衛隊から転職して後悔?再び再就職するケースも

やっとのことで就職先が見つかって、いざ初出勤。

でも、新しい就職先では思いもよらないトラブルに悩まされることも。

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自衛隊からの転職先は、根性や元気さをアピールすれば比較的簡単に受け入れ先を見つけることができます。

ただ、その入社の簡単さゆえに「こんなはずでは・・・。」という憂き目に遭うことが多く、自衛隊から就職した会社から早々に転職を考えるというトラブルも散見されます。

そのトラブルの一例は、主にこういったものですね。

・会社の体質がおかしい
・長時間労働
・体育会系
・仕事が単純
・給料や手当が安い

会社が同族経営で排他的なところだったり、いわゆるブラック企業だったり、仕事が単純で給料が安かったりなどという事も多々あり、「自衛隊に居たほうがマシだった」という現象が往々にして起こるんです。

過去に私の知り合いで、自衛隊を辞めて建設現場の作業員になって、ふたたび自衛官を目指した人もいます。

なかには自衛隊を辞めて警察→また自衛隊なんていう人も・・・笑

せっかく自衛隊を辞めて退職したのにまた転職を考える羽目に・・・という負の連鎖が始まってしまうわけですね。

自衛官に求められるスキル+αを手に入れるのが大事

自衛官は「元気さや真面目さ」という部分では評価されやすいですが、一般企業となるとそれ以外にも大切なところが沢山あります。

特にコスト面(時間、お金)の感覚が公務員時代とは打って変わるため、最初は本当に苦労することばかりだと思います。

(私もそうでした)

現役時代にいくら特殊な訓練を受けても、
そこまでバリバリ活かせるものがあるか?

と言われると、よほど特殊な職種でない限り難しいわけです。

雇入れ先も、とりあえずマジメで誠実(だろう)ということを考えて採用に踏み切ります。

最初はそれでもいいかもしれませんが、将来を見据えて、出来ることは先にやっておかないと

「こんなはずでは…。」

なんてことになってしまいますよ。

最初の一歩としてブログやメルマガに挑戦してみるのも◎

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と言ったはいいものの、転職先の仕事もあるし、アルバイトなんてやるワケにもいかないでしょう。

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転職先の会社で昇給を目指して、何年もかけて初任給を上げたり、残業手当を狙って毎日コツコツ地道に働くより、かなり効率がいいことがおわかりいただけると思います(もちろん、毎日真剣に業務に取り組むことは素晴らしいです!)

私のもとで教わられている生徒さんのビフォーアフターなどは、これらの記事をご参考にしていただければと思います。

→ 私の指導実績まとめ

また、現在私の生徒さんにも元自衛官だったKさんという同世代の方がいらっしゃいますが、これからドンドン力を身に着けていってくれる事と思います。

また、近日中に対談音声など公開していきたいと思いますのでお楽しみに!

まとめ:転職後は会社の給料だけに依存しないほうがいい

自衛隊という職業柄、

「後ろ盾があるから大丈夫だ」

と思ってしまいやすいと思います。

しかし社会に出ればあまりいい転職先にも恵まれにくいですし、そもそもとして先を見据えてi色々準備しておかなければキャリアと呼べるもの取り立ててありません。

「誠実」と「マジメ」だけが取り柄でも若い頃は良いと思いますが、転職先の待遇が自衛官時代とあまりにもかけ離れていて

「こんなはずじゃ……次の就職先を探さなきゃ」

なんて悪循環に陥ってしまうことだってあるわけです。

訓練や特別勤務、パワハラや悪い職場環境などの問題からは自衛隊を退職することで逃れられますが、お金の問題からは逃れられることができません。

そうならないためには、どうすればいいか?というのを今のうちにできるだけ考えておきましょう!

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(私が除隊した過激エピソードなんかもお話しています笑)

就職援護で仕事が無い場合に困っていたり、転職先で思うように給料が上がらない場合には必ずお力になれることを約束します。

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コメント

  1. 水島夕月 より:

    はじめまして、ブログランキングからきました。
    私が以前勤めていた会社にも自衛官から転職してこられた方がいました。
    本当に厳しい世界なんですね;
    結局はどんな職についても、自分で稼げる力を付けないと厳しいですね。
    参考にさせて頂きます。

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